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勤労奨学生インタビュー:佐瀬 智萌 さん(教育学部教育学科)

明星大学独自の奨学金制度の一つである「勤労奨学金制度」は、学内で実務体験をすることによって月3万円の奨学金を受けられる制度です。「実践躬行の体験教育」を体現する本制度によって、学生はどのようなことを得ているのでしょうか。学生にインタビューをしました。


佐瀬 智萌 <Tomoe Sase>
教育学部 教育学科 子ども臨床コース 3年生(2023年1月現在)
配属先:教務事務センター


姉の勧めで勤労奨学金制度に応募しました。

私には5つ年上の姉がおり、その姉も明星大学の勤労奨学生だったのですが、姉の強い勧めもあって私も勤労奨学金制度に応募しました。
自分が大学生活を送る裏側でいかに多くの方が様々な仕事をしてくださっているのか、それを見て学ぶことはとても貴重な体験になるよという姉の言葉通り、私も今この就業体験をして本当に良かったと思っています。

また、私は他に喫茶店のアルバイトをして約5~6万円の収入を得ていますが、加えてこの勤労奨学金によって毎月3万円も得ることができるのは、私のように一人暮らしをする学生にとっては、生活の上でも本当に助かっています。それに、授業の時間割というのは意外と空きコマが出てしまうもので、そうした間の時間を就業時間に充てることができるというのは、効率的でとてもありがたいです。

窓口対応を褒められて本当に嬉しかった。

私が勤務しているのは教務事務センターという部署で、ここでは全部で4名ほどの勤労奨学生がいます。
業務としては、まず入室したらルーティンワークとして、センター内や併設する非常勤講師室の清掃・消毒、プリント類の補充、シュレッダーのゴミ捨て、加湿器のお掃除と水の入れ替えなどをやります。そのあとは時期ごとにイベント用の配布物があればその封入作業のお手伝いなどをやっています。

また、学生が訪ねてくると、窓口業務にあたることもあります。最初は緊張していたのですが、だんだんと慣れてきて、先日は同じ部署の職員の方に「学生対応がうまいね」と言われて本当に嬉しかったです。

周囲を見ながら仕事をすることで成長しています。

勤務を始めた頃は、言葉遣いを始めコミュニケーション能力も低く、パソコンも苦手でした。それが今では気さくに声をかけてくださる職員の方々にたくさん教えていただいたことで、Excelでの表組み作成もできるようになりましたし、学生や職員の方に対応する時のコミュニケーション力も上がったように思います。私自身、周りの職員さんやセンターを訪ねる学生の様子を見て、今私に何ができるか、必要なことを考える習慣が身についたことは成長です。
ここでは1人で仕事をしているわけではないので、協力し、分担して仕事をすることを覚え、次の時間に勤務する勤労奨学生のために分かりやすい引き継ぎを心がけるなど、自らも相手のことを考えながら行動するようになったと感じています。

後輩の手本になるように仕事をやり切りたい。

私は将来、保育士を目指しています。保育現場では、大人だけでなく、子どもたちが何を求めているか、保育士としてどう関わっていくべきか、常に相手のことを思いやりながら仕事をしていくことがとても大事になると考えて
います。
その際、勤労奨学生としての経験を通して身についてきたことはきっと役に立つと思います。残り1年ほどですが、後輩の手本となれるよう、しっかりと仕事をやり切れたら嬉しいですね。