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卒業生の今とあの頃(29)国際コミュニケーション学科卒業 井出佑希さん

ー明星大学卒業生の「今」と「あの頃(在学当時)」を写真とコメントで綴りますー

井出 佑希 〈Yuki Ide〉
2015年3月 人文学部国際コミュニケーション学科 卒業
現在の職業:都立高校教員(英語科)
趣味:筋トレ、旅行、キャンプ、ドライブ

井出佑希さんの今ー
都立高校の教員として生徒に伴走する日々


現在は東京都立松が谷高等学校で英語科教員として勤務、2学年の担任と野球部顧問も務めています。明星大学から目と鼻の先にあり、毎日窓から見える大学を見て、今日も1日頑張ろうという気持ちにさせてもらえています。

現在の学校へ異動して4年目となります。

朝はホームルームから始まり、授業、放課後は会議や部活動、週末も部活動・・と、忙しくも充実した毎日を過ごしています。

授業や学校生活、部活動を通して今よりも良くなるためにはどうしたらいいのだろうといった事を生徒と共に考えながら日々の生活を送っています。生徒が成長していく様子を近くで見ながら、私も負けてられない!とやる気にさせてもらっています。

井出佑希さんのあの頃①
大学生活の原点となった、オリエンテーションキャンプと先輩との出会い

1年生の時、「自立と体験2」という授業でオリエンテーションキャンプに参加しました。山梨県の北杜市にある八ヶ岳山荘へ行き、学生同士交流を深め、学科について理解を深めるというものでした。

私はリーダーに立候補し、作業を進めていく中で、1人の先輩に出会いました。様々な困難に直面する中、アドバイスを頂き、この先輩みたいになりたい!と強く思った事を今でも覚えています。先輩からは「今の私はこれまでの私がしてきた事の結果であり、井出くんもこれから色々なことに挑戦してみたらいい。」とアドバイスを受け、そこから私の学びが加速していきました。

井出佑希さんのあの頃②
自身を急成長させたタンザニアでのフィールドワーク、ランゲージラウンジ、カナダ留学

1年次に先輩から頂いたアドバイスのおかげで、2年次から私の学生生活が一変しました。

フィールドワークでアフリカのタンザニアへ

国際コミュニケーション学科の授業の一環であるフィールドワークでアフリカのタンザニアへ。日本とは比べ物にならないほどの生活環境の違い(シャワーがしょっぱい、よく断水する、水道水が飲めない、街中のきれいさ)や英語もギリギリ伝わらないくらいの環境で現地の人達と交流したことは、私の価値観に衝撃を与えてくれました。

フィールドワークで訪れたアフリカのタンザニア

ランゲージラウンジで身に着けた英会話力

明星大学には、構内で気軽に語学や異文化に触れることができる「ランゲージラウンジ」があります。海外学術交流提携校(英語圏・中国語圏)から招聘している客員講師との自由なコミュニケーションができる場所です。

1年次に仲良くしていた友人の多くが留学に行ってしまい、帰ってきて私の語学力だけ低いと言うのは許せなかったので、授業の空き時間はほとんどこのランゲージラウンジに通い、英会話に充てました。その結果帰国した友人とほとんど変わらぬ英会話力がつきました。

春休みを使ってカナダ留学、今も続く交流

教職を取っていた私は長期で留学する事は断念していましたが、1度は現地で学びたいという想いから、春休みを使い、カナダのトロントへ留学しました。自らの力で色々と試してみたかったため、エージェントを一切通さず、自ら語学学校にメールを送り、手続きや、ホームステイの契約などを行いました。現地では様々な国の友人ができ、今でも交流をしています。

カナダ・トロントへの短期留学

井出佑希さんのあの頃③
サマースクールで教職への想いが確信に

3年次には国際コミュニケーション学科の科目としてサマースクールに参加しました。これは世界中から来る国際ボランティアと共に、大学近隣地域の小中学生に英語を教えるというプロジェクトです。様々な国の学生と英語を使ってプロジェクトに取り組んだ経験は、私の英語を使用する際の価値観に大きな影響を与えてくれました。
そして、サマースクールを通じて子ども達に英語を教え、成長していく姿にこれが私がやりたい事だ!と感じ、教職の道を本格的に目指すことを決めました。

井出佑希さんのあの頃④
学生主体で議論を重ね、自分たちなりの答えを探すゼミでの時間

3年次からはゼミが始まります。私は田中宏昌先生のゼミに入りました。教授の講義を受けるのではなく、主体となるのは私達学生でした。あるテーマ(主には卒業論文のテーマ)について、自分達で議論を重ね、意見を出し合います。
講義型の授業とは違い、自らの考えをどんどん発信していかなければならず、そして内容も難しいので、物事を整理して考える力がついたと思います。1番良かったと思うのは、私達が普段生活していて当たり前だと思うような事は、果たして本当にそうなのか?当たり前とはなんだろうかといった、常識を疑い、自分達なりの答えを探していく力がついた事です。

たくさんの経験と出会いに恵まれた4年間

大学の4年間を振り返ると、利用できるものは全て利用させて頂いたと感じます。
大学からの奨学金や、ランゲージラウンジ、フィールドワーク等ここには書ききれないくらいたくさんの経験を積ませてもらいました。そこにはお世話になった教授の方々との出会い、沢山の先輩や友人との出会いがあったからこそだと感じています。こういった経験から、私は現在でも人との繋がりや新たな出会いを大切にしています。

私が考える明星大学、国際コミュニケーション学科の良い所は、学生が主体的に学べる場が数多く用意されている事です。そして、学生の人数もそこまで多くないので、教授と接する機会も多く、手厚いサポートも受ける事が出来ることも魅力の一つだと思います。

これから大学や、卒業後について考える方々には、様々な事に挑戦し、経験を積んでみることの大切さをお伝えしたいです。そして明星大学にはそれらを実践できる場が揃っていると思います。

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