教育インターンシップ体験談:宮根 彬 さん(中学校)
大学2年生の時点で年間を通して学校現場を体験できる「教育インターンシップ」は、明星大学の教員養成の特徴の一つです。本学から年間300名を超える学生が、多摩地域の学校でインターンシップ生として受け入れていただいています。
今回は2022年度に中学校でインターンシップを行った宮根さんに、お話を伺いました。
宮根 彬<Akira Miyane>
教育学部 教育学科 教科専門(数学)コース 2年生
教育インターンシップ先:中学校
私が子どもたちと関わるような仕事に就きたいと思うようになったのは、中
学2年生の時で、当時は保育園の先生や教壇に立つ小学校・中学校の教師は
特に考えていませんでした。実際に今の目標である、教壇に立つような教師を目指すようになったのは中学3年生の高校受験がきっかけでした。その際に明星大学に決めた1つの理由として、2年次のインターンシップが挙げられ
ます。
そして大学2年生の5月半ばから、八王子市にある中学校でインターンシップを行っています。そこで気づいたことは大きく分けて2点ありました。
1点目は様々な視点から生徒たちを見ることができ、教師になってからではできないような方法で生徒と関わることができるという点です。例えば、授業では教室の後方に立ち、生徒の様子を見ますが、教師が指示を出しても指示通りに動かない生徒もおり、後ろから見ていないと分からないことも多々あると知ることができます。また私のインターンシップ先では、実際に生徒の前に立ち授業をさせていただいたり、部活動では一緒に生徒と体を動かしながらアドバイスをしたり、本当に様々な視点から生徒と関わることができます。部活の顧問に就いてしまうと、外から生徒を見ることが大半になってしまうため、今できることを全力で取り組めることがいい経験につながると思います。
2点目は、教師の大変さを大学生のうちに経験することができるという点です。インターンシップ先では定期テストの日は、社会や数学の先生から記号問題の採点など簡単な部分のテスト採点補助をお願いされます。しかし、採点補助でも、大学生5人体制で1時間近くかかるような量でした。これを教師は毎回テストがある度にしていると考えると、私が中学生の時に、採点について先生へ文句を言ってしまったことがあり、申し訳ない気持ちになりました。また、1部40ページもある進路説明会の資料を300部近く作る作業をしたときには、言葉にならないくらい大変でした。
インターンシップを通して、授業で目を配るべきポイント、生徒との関わり方、教師の準備する姿など、たくさんのことを見て、経験し、学ぶことができました。今後は、インターンシップで様々な教師から学んだ「どんなに忙しい時でも生徒を第一に考える教師になり、子どもたちから尊敬されるような教師」を目指し頑張っていきます!!