卒業生の今とあの頃(36)建築学系卒業 古関友奈さん
ー明星大学卒業生の「今」と「あの頃(在学当時)」を写真とコメントで綴りますー
古関 友奈<Tomona Koseki>
2018年 総合理工学部総合理工学科建築学系 卒業
趣味:映画鑑賞、料理、レザークラフト、旅行
古関友奈さんの今ー
ハウスメーカーの技術職として、"地図に残る"仕事と向き合っています
私は現在、ハウスメーカーと呼ばれる会社で働いています。
インターンで設計事務所にも行っていましたが、ゼミの先生の勧めもあり今の会社への就職を決めました。
全国に支店があり、最初の配属先は周りに友達がいない地域で不安もありましたが、優しい上司や先輩に恵まれ、充実した生活を送っています。
勤めている会社では、主に共同住宅の設計業務を行っています。
“地図に残る”責任重大な仕事ですが、その分建物が完成した時には大きな達成感を得られます。
▲こちらは職場の先輩方と旅行に行った時の写真です。
公私共にお世話になっており、旅行先では有名な建築家が設計した建築物を見てまわりました。
現在は資格の取得に向け勉強に励みながら、趣味や友人との時間を大切に充実した日々を送っています。
古関友奈さんのあの頃ー
総合大学ならではの、文理を超えた自由な学びを謳歌
元々理系の中でも消去法で選んだ建築の道であったため、入学当時、周りの友人や先輩のように建築に対する熱い夢や志は持っていませんでした。
高くないモチベーションで入学した大学でしたが、明星大学には文系理系両方の学部があるので、心理学やドイツ語など、建築以外の興味のある講義も受講でき、分野に限らず知識を増やすことができました。
興味のあることを全部やってみたいわがまま思考な私にとって、様々なことを経験した上で将来を考えることのできる環境は、今振り返るととても貴重で有難いものでした。
施設としては、図書館がお気に入りでした。
図書館と資料図書館の2つがあり、充実した書庫や広々としていて落ち着いた空間が好きで、建築に限らず様々な本を借りたり、集中出来る個別ブースで課題をしたり、ほぼ毎日のように活用していました。
学生の頃は講義に全力で取り組みながら、それ以外に軽音楽サークルとアカペラサークルに所属、アルバイトを3つ掛け持ちしていました。
また、後輩の講義のアシスタントをするSAを担当し、それぞれの場所で本当に貴重な出会いと経験をさせていただきました。
建築学系は、先生と生徒の距離が近いと思います。
ゼミの先生だけでなく、それ以外の先生方も気さくに話しかけてくださいました。
偉大な先生方の作品についてのお話や経験談を直接聞くことができるのは、距離の近い明星大学ならではなのかもしれません。
特に所属していたゼミの齊藤先生には、講義以外でも興味のあったコンペの提出に向けてご指導いただいたり、就職に向けて定期的に相談に乗っていただいたりと大変お世話になりました。
現在でも気にかけてくださり、年に1度は大学を訪問し近況報告をさせていただいています。
大学という場所はとても自由で、大学生である4年間は本当にあっという間です。
これから大学生になる皆さんにはぜひ興味のあることすべてに挑戦してみていただきたいです。
その挑戦過程での出会いや経験は、生涯大切にできるかけがえのない財産になると思います。
これを読んでいる皆さんのキャンパスライフが実り多きものとなることをお祈りしています。