卒業生の今とあの頃(16)教育学科卒業 小澤もも世さん
ー明星大学卒業生の「今」と「あの頃(在学当時)」を写真とコメントで綴りますー
小澤 もも世〈Momoyo Ozawa〉/ 旧姓:加藤
2015年3月明星大学教育学部教育学科 特別支援教員コース 卒業
現在の職業:小学校教諭(教員歴7年目)
趣味:楽器演奏(フルート)、絵を描くこと
小澤 もも世さんの「今」ー 小学校の特別支援学級担任として、子ども達と一緒に成長していく日々を大切にしています。
大学卒業後、相模原市で4年間小学校教諭として働き、結婚を機に東京都の教員採用試験を受け、現在は都内の小学校の特別支援学級担任として働いています。特別支援学級(知的固定学級)の担任になり、通常の学級との学習の内容や授業の展開の変化に悪戦苦闘しましたが、今では明星大学の特別支援教員コースで学んだことを思い出しながら、子ども達と楽しく授業を行っています。
大学を卒業し、社会人になるということは誰でも緊張することだと思います。正直、新しい環境での新しい仕事は、何年経っても慣れません。
もちろん自分自身も人間なので、週末になるにつれて、疲れも溜まっていきます。しかし、ふとした時に聞こえてくる子ども達の純粋な会話や楽しそうな笑い声、可愛い笑顔を見ると疲れた心も体も自然と回復するような気がします。
また、子ども達のために考えた授業を、楽しそうに受ける姿を見たり、授業後に「わかった!」「できるようになってきた!」という言葉を聞いたりすると、成長を間近で見られるこの職業はやり甲斐のあるものだなと実感します。
「子ども達の可能性は無限大」なので、日々の中で一人一人の変化を見つけることが楽しみでもあります。毎日同じような決まった日々ではなく、子ども達や自分自身が変化していく日々だからこそ、教員という仕事を楽しむことができているのだと思います。
小澤 もも世さんの「あの頃」①語り合える友人との出会い
大学生時代を振り返ると、たくさんの友人や先輩、後輩、先生のことを思い出します。その中でも友人との思い出は深く、今でも連絡を取り合ったり集まったり、関係が続いていることをとても嬉しく感じています。
特別支援教員コースでは、考えや環境に共感できる人が多く、高校生時代では話せなかったようなことを語り合える友人に出会うことができました。特別支援教員コースは人数が30人程度で、一つのクラスのような感覚でした。授業をみんなで受け、学食で空き時間に集まり、話をしたりゲームをしたり...みんなが居たから、大学生活に馴染めました。
小澤 もも世さんの「あの頃」②サークルやフレッシュマンキャンプでの出会い
私は3年間、「思いやりサークル SMILY」に所属していました。SMILYでは発達障害の子ども達を対象に大学での活動やお出かけの企画をします。
大学の活動では、室内や外でいくつかの遊びブースを作り、子ども達と学生がペアになり遊びます。子ども達とペアで遊ぶことで、様子を間近で見ることができ、関わり方や対応の仕方を学ぶことができました。
また、企画をする際には、ブースをどのように工夫すれば、トラブル無く楽しく過ごすことができるのかを考えました。
授業でも児童のための手立てを考えます。学生時代に出し合ったアイデアが今に生かされているなと感じます。
普段の活動の他にも、学生同士の交流を深めるために、合宿に行ったり、活動後に飲み会を行ったりします。活動では子どものことを第一に考えて真面目に。その他では学生同士で全力で楽しむ。そんなSMILYが大好きでした。
SMILYに入り、友達や先輩、後輩との繋がりが増え、大学生活を充実させることができました。
サークルで出会った先輩とお付き合いをし、入籍。今はマイホームを建てて、笑顔の絶えない毎日を送っています。
サークル活動の他にも参加していた活動があります。それは教育学部で行う、新入生のための「フレッシュマンキャンプ」です。2年間実行委員を務め、キャンプ当日に向けて計画・話し合いをし、とても濃い時間を過ごしました。新入生として参加した時も、実行委員として関わった2年間も、その時その場所に居ることができて良かったと思っています。
―「明星大学卒業生の今とあの頃」は2~3週間に1度のペースで更新予定です。様々な卒業生が登場しますのでお楽しみに!―