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卒業生の今とあの頃(32)経営学科卒業 金子晃輝さん

ー明星大学卒業生の「今」と「あの頃(在学当時)」を写真とコメントで綴りますー

金子 晃輝<Koki Kaneko>
2018年3月 明星大学経営学部経営学科 卒業
現在の職業:
・株式会社ヲンク 代表取締役
・株式会社ジェイアール東日本企画 ソーシャルビジネス・地域創生本部 地域プロデューサー
・一般社団法人ロンド 代表理事
・明星大学 経営学部経営学科客員研究員
趣味:サッカー、スノーボード、バーベキュー、キャンプ
特技:料理

金子晃輝さんの今ー
1人4役!?様々な角度から地域振興、まちづくりに取り組んでいます

在学中に起業し、卒業後は東京を中心に地域活性化の活動を行っていました。
その後活動の幅を広げるため、株式会社ジェイアール東日本企画に地域プロデューサーとして参画し、秋田県にかほ市へと移住。その後、まちづくり法人を設立し、まちづくりや地域振興の事業を行っています。

現在は、起業家を支援することを目的としたインキュベーション施設『わくばにかほ』を運営、事業立ち上げのアドバイスを通して地域の方々と共に、にかほ市を盛り上げています。

また、観光客を増やすために、にかほ市の人々の魅力を発信するメディアサイト『TeGAKe』や、地域産業の漁業を支える漁師たちを紹介する『漁師図鑑』をはじめ、PR動画の作成・企画・デザインを手掛けています。

これらの経験から得たものを後進に伝えるため、母校である明星大学経営学部の客員研究員として、地域課題や地域資源を元にした実務的な授業も行っています。

施設運営写真現在
インキュベーション施設『わくばにかほ』にて

金子晃輝さんのあの頃ー
経営学部での学びを通して「地域活性化」への関心と人脈を培い、在学中に起業。

私は、経営学部の授業科目「起業実務」で日野市の方々と関わったことがきっかけとなり、現在でも事業の根幹となる「地域活性化」というテーマに興味を持ちました。また、事業実現のための人脈を得ることができました。

3年生から所属した伊藤智久ゼミでは、実際に事業を企画し世の中に提供するという、実践的な講義の経験を元に、起業のノウハウを学び、4年生で起業。自らの会社をもつことになりました。

「学生起業家」というと驚かれることが多いのですが、私は身構えずに、たくさん失敗できる大学時代だからこそ、起業するべきだと考えています。

今でこそ当たり前ですが、どんなにいいアイデアを提案したとしても、事業を行う上で関わる人たちとの信頼関係がなければ受け入れてもらえません。
学生時代の私は「地域の作法」がわからず、ひとりよがりになり、物事をうまく進められないことがありました。ですが、地域の方々にとって私は、「起業家」であると共に「大学生」であったので、過ちを指摘し指導してくれました。もし、「社会人」であれば、常識知らずと一蹴されて終わりです。
他にも、「起業してみないとわからない」社会の常識は無数にありますが、「社会人」という同列の立場になってしまえば「知らない」では済まされないことばかりです。

幸いにもみなさんには、「学生」という肩書きと、明星大学経営学部の「実践的な講義」や「豊富な交流の機会」というリソースがあります。ぜひ「やりたいこと」に挑戦してください。

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