私の就活体験談(4) 情報学部卒 浅野青空さん(大手専門商社内定)
積極的に行動し、悔いのない就職活動体験を過ごした浅野さん。納得いくまでとことんやり抜いた浅野さんの就職活動体験談をお届けします。
浅野 青空<Sora Asano>
情報学部情報学科 卒業
大手専門商社内定
内定先を選んだ理由
私が内定先を選んだ理由は4点あります。
1点目は商社であることです。
商社とは物を作るメーカーと、作られた物を使う会社との間に入って物を売る仕事のことです。メーカーと違い自社で物を作らないため、自分が本当にいいと思った物、お客様に本当に必要なものを売れるところに魅力を感じました。
2点目は人材で勝負できるところです。前述したように、物を自社で作らないため、営業の人の信頼や対応で売り上げが大きく影響されます。私は仕事をするうえで自分の人間力で勝負して仕事がしたいと考えていたので、その考えと合っていると感じました。
3点目はインターンシップでの体験です。私はインターンシップに約50社参加して、業界説明や模擬営業など様々経験しました。その中で私が選んだ内定先では唯一インターンシップ中に厳しく指導してくれました。
具体的には、出された課題が決まった時間に間に合わないのなら上司役に一報入れなさい、という指導を前日に受けたのにも関わらず、他の二つのグループが連絡を入れなかったため、言われたことはしっかりやりなさいと指摘されました。他の企業さんのインターンシップではミスや失敗をしても優しく笑いながらの指摘だったのですが、内定先だけは違い、楽しい時間とのメリハリがしっかりしていていいなと感じました。
4点目は自分が働くことが想像できたからです。
特に3点目に記載した経験があったことで社会人になってからのことが具体的に想像することができ、他の内定先との差別化になりました。
以上の4点の理由から内定先を選びました。
私の就活体験談 ~行動あるのみ、寄り道なんぼの就職活動~
私の就活の始まりは、実はそんなに自慢できるものではありませんでした。大学3年生になった頃、「漠然と就活をしなきゃ」とだけ考えていました。そこで表面的な事だけを調べ、キャリアセンター(現 就職センター)に相談に行きました。
最初は「この時期から偉いね」と言っていただきましたが、色々調べていただけで具体的なことは何もできていませんでした。その時にキャリアセンターの方に「考えるよりもまずは行動しなさい」とご指摘いただき、5月から就活が始まりました。
最初は自分が何を仕事にしたいか全然決まっておらず、いろいろな業界のインターンシップや沢山の会社が集まる合同説明会に参加しました。
エントリーは100社、実際に説明会やインターンシップに参加した会社は70社くらいだったと思います。大学の単位は順調に取得出来ていたので、1週間に3~5社程度、多いときは1日2社のインターンシップや説明会に参加していました。数をこなしていくと自分が何をしたいのか、自分の強みは何なのか見えてきて、最終的には商社を目指し今の内定先を選びました。
私は就活を通して考えて可能性を狭めてしまうより、まずは行動あるのみだと思いました。最初は不動産業界がいいかなと考えていた自分が様々な会社を見ることで、始めたころとは全然違う結末になり満足のいく就職活動になったからです。
私の就活お役立ちアイテム ~メモ帳~
私が就活の時に常に持ち歩いていたものは、メモ帳とノートです。
役割は大きく2点ありました。
1点目は会社説明会やインターンシップに参加した際に重要だと思ったこと、感じたことなどをメモしていました。
みなさんが授業でノートをとる理由と同じで、数日たってしまうといくら印象的な会社でも、少しは忘れてしまうものです。そのためにメモを残し会社同士の比較や、会社の情報を整理することで面接に役立てていました。
2点目はどんな人がいるかをメモしていました。私は営業職に就きたいと考えていたので、人との繋がりを大切にしていました。インターンシップに参加すると参加者同士や社員の方の自己紹介がありました。
それをメモすることで、その人が好きなものや性格の傾向を理解し、会話のきっかけ作りや面接の対策をしていました。
さらにインターンシップの数を増やしていくと、何回も会う他大の学生がいるのでメモを見返すことでどんな人か思い出し、0からのスタートではないスムーズなグループワークに繋がりました。
面接でこんなこと聞かれました!わたしの面接体験談! ~最後に何か言いたいことはありますか~
私が一番印象に残っている面接は内定先の面接です。理由は一番入りたい会社だったので、非常に緊張しました。
聞かれたことは志望動機やアルバイトのことなど、一般的に対策するであろう、よくある質問でした。僕はあえてこの質問達には触れず最後に聞かれた「最後に何か言いたいことはありますか」という質問に対しての自分の返答を書きたいと思います。
私はこの質問に対して「私を取らないと後悔しますよ。必ず貢献してみせます。」と答えました。今思えばだいぶ傲慢な回答だったと反省しています。
しかし、なぜこう答えたかというと自信があったからです。
入りたい気持ちはもちろんのこと、メモを見返して対策をしてこれ以上何もできないところまで準備したからです。一番入りたい会社だったからこそ、その時は終わった後に後悔したくない思いで勢いに乗って言ってしまいました。これが合否にどう影響したかはわかりませんが、これくらい自信をもって面接に挑んでいいのかなと思います。
明星大学の後輩たちへメッセージ ~引き出し~
ここまで読んでくださってありがとうございました。
私が書いた内容に対して、様々な意見があると思います。今回の内容はあくまでも私の体験談なので、自分自身に合った方法、速度で就職活動をしていけばいいと思います。しかし特に何も感じなかったのなら、1つの方法として試してみるのもいいのかなと思います。
今回この記事を読んだことで、こんな方法でやった人がいる事実を知ったと思います。そして自分の生き方の引き出しが増えたと思います。
私の他にも体験談を書いた人がいると思います。しかしそのすべてを参考にしたら疲れてしまうので、自分に合っているものを自分の引き出しにしまって役立ててくれたら嬉しいです。人間だれしも誰かに「やれ」と言われたことはやりたくないと思います。だからこそ自分自身にベストなやり方で就職活動を進めていってほしいと思います。
新卒採用は一度きりです。皆さんが思っているよりも重要なことです。後悔のないよう頑張ってください。応援しています。
就活モチベーショングラフ
明星大学就職センターでは、学生の就活応援団として、個別の就職相談やエントリーシート等の添削、模擬面接などを通して学生の就職活動をサポートしています。