卒業生の今とあの頃(5)教育学科卒業 花田瑞喜さん
ー明星大学卒業生の「今」と「あの頃(在学当時)」を写真とコメントで綴りますー
花田瑞喜 <Mizuki Hanada>
2019年3月 明星大学教育学部教育学科 教科専門(社会)コース卒業
現在の職業:教員
血液型:A型
趣味:フェスへ行くこと
座右の銘:柔よく剛を制す
花田瑞喜さんの今①
小学校教諭として、子どもたちの悩みに寄り添っています!
現在は東京都の小学校教諭として4年生のクラスを担任しています。
毎日、学習指導に生活指導と忙しい日々ですが、子供たちの成長や考え方の変化を感じる機会が多く、やりがいを感じています。
小学校教諭は子どもたちに授業を「教える」だけでなく、実は子どもたちのふとした時に見せる表情や発する言葉から「学ぶ」こともたくさんあります。かかわる児童数も多いため、時には授業中に騒がしくなることもありますが、裏を返せば、子どもたちはそれだけの爆発力を備えているとも捉えられるので、何とか良い方向に導きたいなと考え中です。
将来どのような大人になりたいのか常に子どもたちの相談に乗りながら、彼らが5年生・6年生になった時に、その理想に繋がる学校のリーダーとして活躍できるように指導を心掛けています。
また、子どもたちとくだけた話を共有できるのも、小学校教諭ならではの楽しみです。好きなアーティストや昨日観たスポーツの試合について、週末に遊びに行った場所や楽しかった思い出などを共有しています。子どもたちにお勧めされたアーティストの曲を聞いてみたり、彼らが楽しかったと教えてくれる場所へ休日に行ってみたりと、同じ思い出・体験を共有できることはとても幸せです。
花田瑞喜さんの今②
大好きな野球観戦に旅行は、現在ガマン中!
休日はショッピングや野球観戦など、友人と過ごすことが多いです。
大きな休みが取れる時期には旅行に行くことも楽しみの一つです。直近では、沖縄県のエメラルドビーチを訪れました。
コロナ禍の今は、なかなか外出を楽しむことが難しいですが、新型コロナの感染が落ち着いたら、今ガマンしている分も含めて、たくさん旅行へ行きたいです。
花田瑞喜さんのあの頃①
自分たちがもらった経験を新入生にも届けたい
学生時代にやっていた事は主に2つあります。
1つ目は、新入生を歓迎し、先輩や新入生同士の交流を図るフレッシュマンキャンプです。(通称:フレキャン)
このキャンプでは、入学してから1か月くらいの新入生が参加するので、彼らの気持ちや人間関係などを考えて、企画を作ります。
企画段階のミーティング期間はとても長く、時には意見のぶつかり合いが起こり、一筋縄では行かないことも・・・。
このような時、フレキャンではお互いの考えを他のメンバーへ伝え、その考えを全体で検討し、意見を採用するか決めます。意見採用後、今度は活動シュミレーションを何回も試行錯誤した後に、やっと本番を迎えます。
試行段階では、何回も何回も気が遠くなるような修正を繰り返しましたが、仲間の存在や自分たちがやってもらったことを新入生にも経験してもらいたいという思いで乗り切ることができました。
何よりフレッシュマンキャンプからは、周りにいてくれる人の大切さや自分の考えを伝えるためには言葉を選ばなければならないこと、無駄だと感じていることが後々生きてくることなどを学びました。
花田瑞喜さんのあの頃②
リーダーに必要なことを学んだ「青梅キャンプ」
2つ目に紹介するのは、ゼミで取り組んだ「青梅キャンプ」の活動です!
僕が所属していた島田ゼミでは、毎年夏に発達障害や知的障害を持つ子どもたちと一緒にキャンプを楽しむ活動に取り組んでおり、当時の僕はゼミの委員長を務めていました。
1泊2日のキャンプ活動を実施するには考慮することがたくさんありました。
子どもたち一人ひとりのアレルギー対応に、事故防止のための徹底した安全面の考慮など・・・。
また、子どもたちだけでなく、2日間行動を共にするゼミ仲間たちの精神面や身体面にも配慮する必要がありました。
例えば、メンバーに何かを任せた時に、任せっぱなしにするのではなく、定期的に進捗状況や期限を確認することもリーダーには必要な要素だと思います。
様々なことに目を配ることはとても大変でしたが、この経験を通して、リーダーに求められる、活動中に予想されうる問題を想定し対応策を講じる能力と周りへの配慮・考慮する力が身につきました。
そして現在、青梅キャンプから得た多くの学びは、教育現場で多くの児童をまとめる教育者として活かされています。
―「明星大学卒業生の今とあの頃」は2~3週間に1度のペースで更新予定です。様々な卒業生が登場しますのでお楽しみに!―