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私の就活体験談(3) 教育学部卒 小栁星奈さん(独立行政法人内定)

「決めたらやるしかない」と強い気持ちを持って就職活動、教育実習を駆け抜けた小栁さん。友人と支えあいながら後悔のない日々を過ごした小栁さんの就職活動体験談をお届けします。


小栁 星奈<Seina Koyanagi>
教育学部教育学科 卒業
独立行政法人内定



内定先を選んだ理由

私は、1人でも多くの障害のある方が、その可能性を狭めることなく、充実した人生を送ることができるようにしたいと思い、内定先の団体を志望しました。
私は元々、障害のある子どもの支援をしたいと思い、特別支援の教員を志望していました。子どもの可能性を最大限伸ばすことで、多様な場面で活躍できる人を育てたいと考えたからです。しかし、大学の講義を受けていく中で、適切な支援を得られず辛い思いをする人や、対人関係が上手くいかず離職してしまう人がいることを知りました。このことから、学校教育にとどまらず、生涯にわたって、障害のある方の支援に尽力したいと考えました。

私の就活体験談 〜地道に努力した1年間、突っ走った3ヶ月〜

私は、元々教員を目指していて、それ以外の進路はあまり考えていませんでした。しかし、3年生の4月のゼミで、先輩の進路についてお話を聞く機会があり、意外と教員以外の道を選んでいる人がいたことから、必ずしも教員にならなくてもいいのだと知りました。
そのお話の中で内定先の働き方を知り、興味を持ったことが、私の就職活動が始まったきっかけです。

内定先の採用選考では、筆記試験(基礎能力試験・専門試験)と小論文、面接がありました。
専門試験は、様々な分野から選ぶことができ、私は教育学の分野で受験しました。内容は、選択と筆記です。教員採用試験は全て選択問題なのに対し、こちらは筆記があり、難易度が高い印象でしたが、教員をやるか就職するか悩んでいる私にとっては、都合が良かったです。内定先の難易度、試験日に合わせて教育学を勉強すれば、試験日が約1か月後の教員採用試験までには、確実に知識をつけて挑めると思ったからです。

受験を決めた私は、人一倍努力しなくてはと思い、すぐに勉強に取りかかりました。約1年間、隙間時間や通学時間などを有効活用しながら、コツコツ勉強を進めました。その後の教採が終わるまでの約3ヶ月は、教採の勉強と同時進行でそれぞれの面接練習、エントリーシートや実習の用意をしなくてはならず、本当に忙しかったですが、「決めたらやるしかない」と思ってがむしゃらに進んでいきました。

そこで大切にしていたのは、物事の優先順位を考えることです。
正直、最後の3ヶ月は、全てのことに全力投球は厳しかったです。そこで、「今、一番重要なのは何か」を考え、それに対して丁寧に向き合いました。本当に忙しい期間でしたが、このことを大切にしたことで、試験と同時進行で行った教育実習でも、先生方に丁寧さを評価していただくことができました。自分が一番頑張りたいことにきちんと向き合えていたのだと分かり、達成感と喜びを感じられました。

私の就活お役立ちアイテム 〜みんなと頑張れた!ゼミ室〜

私の就活お役立ちアイテムは、ゼミ室です。
私は、講義のない日も、朝からゼミ室に来て、勉強していました。家にいるとついだらけてしまったり、違うことをしてしまったりしますが、ゼミ室に行くと周りの友達に感化され、気が引き締まりました。また、わからない問題があるときは、すぐに聞けるという利点もあります。難しい問題を、1人で考えると嫌になってしまう時もありますが、みんなで考えることで最後まで頑張ることができました。

どうしても勉強に身が入らない時は、時間を決めてお話ししたり、散歩に行ったり、運動したりもしました。頑張った帰りにはご飯に行くこともありました。あまり出かけることもできなかったので、とても幸せな時間でした!長い勉強期間を乗り越えられたのは、ゼミ室で一緒に頑張ってくれた友達がいたからだと思います。

面接でこんなこと聞かれました!わたしの面接体験談! 〜人物重視〜

人物重視の選考を行うため、内容はその「人」を見ることができるものが多かった印象です。例えば、2次試験で行われた集団面接では、3人それぞれにテーマの書かれた紙が渡され、どのような対応をするか1人ずつ発表しました。その案に対して、隣の人が意見を伝える時間もありました。

私のテーマは、「ゲームの課金に生活費等を回してしまい、ご飯などをきちんと食べることができていない利用者」のようなテーマだったと思います。回答としては、「保護者の方と利用者、私の3人で話し合い、使って良い金額を決めたり、保護者にお金の管理を手伝ってもらったりする」「あらかじめお金を使う用途ごとに封筒に分け、その封筒に入っている金額しか使えないようにする」「3食きちんと食べることの必要性を話す」などを挙げたと思います。

3次試験の個人面接では、エントリーシートを基に、さらに詳しいことを聞かれました。ボランティアでのやりがいや頑張ったことは、特によく聞かれました。また、内定先は転勤があるので、それは可能か、運転免許を持っているかなども聞かれます(私は、持っていなかったので、就職までに取りますと言って乗り切りました)。あとは、やはり、「なぜ教員にならないのか」ということは詳細に聞かれたので、明確に自分の意見を持っておいた方が良いと思いました。

明星大学の後輩たちへメッセージ 〜後悔のない選択を〜

実は私は、内定先の受験を一度諦めていました。
受験を決め、必死に勉強していましたが、実際に募集要項が出た4年生の4月は、勉強に追われ、余裕がなかったからです。また、これから実習も行うことを考えると、この受験が教採の負担になりかねないと思いました。内定先を受験し、教採も落ちてしまったら元も子もありません。

そこで、ゼミの先生に相談に乗っていただき、諦めるのではなく、今回は受験を見送るという決断をしました。しかし、その決断をしたにも関わらず、私は何をしている時も内定先のエントリーが気がかりでした。
そんな私は、エントリー締め切りの2日前に「やっぱり受験しよう」と決断し、お忙しい中、ゼミの先生に電話でエントリーシートの添削をしていただきました。締め切りギリギリに受験を決め、エントリーしましたが、ゼミの先生をはじめ多くの方に支えていただいたおかげで、合格することができました。感謝の気持ちでいっぱいです。

私は、もし受験をしなかったら、今頃とても後悔していたのではないかと思います。正直、勉強や面接練習、実習と同時進行での受験は大変な時期もありましたが、挑戦して良かったと今では強く思います。ぜひ、視野を広く持って、様々なことに挑戦し、一度きりの人生をより良いものにしてほしいです。

就活モチベーショングラフ

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