見出し画像

教員採用試験合格者インタビュー:森川 夢夏 さん(教育学科/小学校教諭)

小学校教員就職者数ランキングで全国8位にランクするなど、小学校教員の養成に定評のある明星大学。
今回は、さいたま市小学校の教員採用試験に合格した森川 夢夏さん(教育学部教育学科 教科専門理科コース4年生)にインタビューを行いました。


森川 夢夏<Yumeka Morikawa>
教育学部教育学科 教科専門(理科)コース 4年生(2023年1月現在)
さいたま市 教員採用試験合格(小学校・全科)


私も先生に支えられて成長した子どもでした。

これまで小中高と学生生活で多くの先生に会ってきた中で、私自身よく先生に支えてもらうことで成長してきたタイプの子どもでした。自分自身も将来子どもたちの精神面も支えられる先生になりたいと思ったことが教員を目指したきっかけです。

特に高校の時の部活の顧問の先生が、進路についても親身になって相談に乗ってくれたり、自分のことを本当によく見てくれていて、あなたはこういうところがあるからこうするといいよ、など特長に合わせたアドバイスをもらって本当に支えになりました。自分がどういうタイプの人間か、身近な先
生がしっかり見てくれて助言をくれるのは本当にありがたいことだと思います。私も、児童一人ひとりをよく見る先生になりたいと思っています。トラブルに気づくのももちろんですが、ポジティブな面にも気づき、声をかけてあげられる先生になりたいですね。

不安より自信が勝るくらいに面接練習しました。

先生を目指すにあたっては明星大学ならではの教職センターもよく活用しました。論作文と面接対策の講座を受講して、3年生の10月から4年生の今までずっとサポートを受けてきましたが、とてもありがたかったです。

面接の練習は教職センターの先生をはじめ複数の先生にお願いして見ていただきましたが、初々しく自分の言葉で話すことも大事ですし、変に練習をしすぎるというよりも、自分の気持ちを天秤にかけた時に不安よりも自信が少し上回るくらいがちょうど良いだろう、という気持ちで練習を重ねてきました。

子どもは本当に千差万別なのがおもしろい。

大学に入るまでは先生のことや教育のことをほとんど知らなかった私ですが、教育の明星という環境でしっかり学び、教育に関するニュースもアンテナを張って読んだり、知識の基盤が次第にできたのかなと思っています。やはりアンテナを高く持って過ごすことは大事ですね。

ボランティアについても積極的に参加しました。さいたま市の小学校で実施しているチャレンジスクールに今でも参加していますし、放課後等デイサービスにも参加しました。あとはさいたま市の子ども家庭総合センターで働きました。
それぞれの環境ごとでいろいろな境遇の子どもたちと接したくてさまざまな現場を体験してきました。どの現場でも感じてきたことですが、子どもは本当にみな違って千差万別なんです。先生はそれぞれに対応をしていく必要があり、現場を体験させていただきながら、それはとても勉強になりました。まさに児童をよく見ている先生になる必要がある、それこそ意味があると実感したものです。

リアルな体験をもとに児童と学んでいきたい。

教育実習もとても有意義でした。私は大学で理科教育を学んできたのですが、自分が顕微鏡で実際に見たもの、本当に自分の足で見つけたものなどをリアルな体験から話すと、子どもはとても興味を持ってくれました。大学の理科コースで深く学んできた経験は大きいなと実感しています。

とある教育実習校で言われたことで印象に残っている言葉があります。児童・生徒と一緒に泣き笑いして成長していく教師になってください、と。先輩たちに教わることはもちろんなのですが、児童からも教わって自分も一緒に成長していく、その姿勢を大事にしたいと思っています。

教育実習でも私の授業をしっかり好奇心を持って参加してくれる児童は本当に可愛いかったですし、とてもやりがいを感じました。まだまだすべてに答えられる知識も経験もありませんので、これから一生懸命学びながら、私自身もどんどん成長していきたいと思っています。

関連記事