第7回 教員から研究者へ。「教える人」を支える研究で未来を創る(前編)
今井 彩さん(明星大学通信制大学院 博士後期課程在学中)
その知らせに、通信教育事務室のスタッフは衝撃を受けた――本大学院生の研究が、日本学術振興会 令和6年度『特別研究員奨励賞のDC2※』に採択されたというからだ。日本学術振興会は、文部科学省所管の独立行政法人であり、学術の振興を目的とする我が国唯一の独立した資金配分機関(ファンディングエージェンシー)。『特別研究員奨励賞』は、優れた若手研究者の活動を支援するため初期の研究費を補助しようとするものだ。採択された学生は、明